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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

カテゴリ:2012年ケンブリッジ大学・篠原( 11 )

こんにちは.ケンブリッジ大学 篠原です.

番外編として本滞在で利用した便利サイトを紹介します.今後のお役に立てていただければ幸いです.



[海外全般]
まず海外に滞在する際に必ず必要になるのが外貨両替です.
一般的に,両替を行うよりもクレジットカードおよび海外キャッシング機能を利用した方が,手数料が安く得です.詳しくは「海外 キャッシュカード クレジットカード」などで検索をしてみてください.

電話はパソコンが利用できる環境にある場合は,Skypeを利用すると割安で便利です.携帯電話への電話の転送もできるので事前の海外滞在の連絡も不要です.詳しくはSkypeホームページを参照ください.
Skypeホームページ:http://www.skype.com

インターネットはスマートフォンのローミング機能を停止し,wi-fiでの接続のみにすると,wi-fiホットスポットにおいてインターネットを利用できます.

メールはgmailなどのクラウド型メール (フリーメール) を利用し,携帯メールをオンラインメール転送する設定にすると便利です.

電話とメールの設定を上記のように設定すると,発信者や送信者はあなたが海外にいることに気付かないかもしれません.(時差には注意しなければいけませんが)





[ヨーロッパ]
ヨーロッパでの滞在にはHostel World というホステル・ホテル検索サイトが利用できます.
Hostel World : http://www.hostelworld.com/

次に交通について,
日本では信じがたいですが,電車よりも飛行機のほうが,交通費が安いことが多々あります.今回私はヨーロッパ内の飛行機を利用していませんが,(日本からのフライトと比較すると)かなり安いという情報はよく耳にしました.EuropeByAirから利用できます.
EuropeByAir: http://www.europebyair.com/efp/index.jsp

ヨーロッパには高速鉄道EuroStarが通っています.これを利用すると,ロンドン-パリ間を2時間で移動できます.席のクラスと時間帯によっては食事もついています.
Eurostar: http://www.eurostar.com/dynamic/index.jsp


シーズンにもよりますが,一般的に利用の1ヶ月以上先に予約をすればかなり割安に利用することができます.




[イギリス]
イギリスは天気が変わりやすく天気予報は必須です.BBC weatherが便利です.
BBC weather: http://www.bbc.co.uk/weather/

電車は以下サイトで時刻表や料金検索ができます.
National Express http://www.nationalexpress.com/home.aspx
また,16-25歳まで割引になるパスや,シニアパスも存在し,うまく利用するとかなりの節約になります.

これはロンドン限定かもしれませんが,ロンドンにはレンタサイクルがあります.利用方法にもよりますが,1日1ポンド(≒127円, 2012年9月22日)で利用できます.またホームページを利用するとどのレンタサイクル駐輪場に何台利用できる自転車が留まっているかを検索することができます.
※利用にはクレジットカードが必要です.
Barclays Cycle Hire: http://www.tfl.gov.uk/roadusers/cycling/14808.aspx




[ケンブリッジ]
ケンブリッジの生活には以下ケンブリッジ大学ビジネススクールの日本語サイトが便利です.特に生活情報/基本ページが役立ちます.
ケンブリッジ大学MBA日本語サイトhttp://cambridgemba.blog32.fc2.com/

ケンブリッジにある日本人向けの会であるケンブリッジ日本人会およびケンブリッジ大学十色会も合わせてご利用ください.
ケンブリッジ日本人会ホームページ: http://jscam.fc2web.com/index.html
ケンブリッジ大学十色会ホームページ:http://cujif.seesaa.net




参考:主に記事が2003-4年ということで少々情報が古いですが,ポンド-円レートを除くと,十年後の今でも同感できる部分が多くありました,私のブログを掲載いただいた2003-4年ケンブリッジ大学工学部で客員研究員をされていた現在物理情報工学科 学科主任教授の足立先生のブログです.
物理情報工学科足立研ブログ内 ケンブリッジだより:http://arx.appi.keio.ac.jp/category/from-cambridge/



ご活用いただければ幸いです.
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by keio-itp | 2012-09-22 21:36 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原
こんにちは. ケンブリッジ大学 篠原です.

今週で滞在期間が終了し,9月22日の夕方成田空港へ到着しました.
先週からイギリスは急に日が短くなり,冷え込み始め,自転車の運転に手袋が欠かせない気候になってきましたが,日本はまだ半袖のほうがよいくらい暑いです.

さて本ブログも今回が最終回となりました.
最終回は本滞在のまとめをします.

まず研究ですが,他のメンバーの補助研究を除き,2つの研究を行いました.
1つは新型リチウム電池材料の合成および評価です.もう1つは一次元フラストレーション系と呼ばれる物質の”スピン”が一定に定まらない物質の合成と評価です.似たような物質を利用しますが,全く違う研究です.しかし研究の目的と背景は違いますが,物質の合成の部分は,同じ実験方法を利用するため,並行して研究を進めることにはあまり抵抗を感じませんでした.

1つめの研究は,予想通りには行きませんでしたが,1つの物質で,他の物質の合成にも応用が利く方法を確立するなど一定の成果を上げることができました.
2つめの研究では私および先生の予想以上にうまくいき,再現性の良い物質の合成に加え,本研究で重要な役割を持つ,磁性の評価も行うことができました.今後本研究は,私が合成した試料を用いてフランスの研究所と共同研究を始める予定です.




研究以外の生活では,まず料理が上手くなりました.ハウスメイトと一緒に食べた日もありましたが,基本的には一人で食事をとっていたため,賞味期限までに消費しきるのが大変でした.賞味期限当日には賞味期限当日の材料をすべて使った”チャーハン”で乗り切りました.イギリスの天気は変わりやすく,雨の中自転車を乗る機会が多くありました.これにより雨天に自転車に乗る能力が格段に上がりました.

また週末は時間が取れたため,様々な観光をしました.電車で1時間以内の距離にロンドンがあり,ロンドン中を回りました.丁度ロンドンオリンピックが行われており,ロードレースや,なでしこジャパンの試合の観戦などを行いました.ロンドンのハイドパークおよびロイヤルアルバートホールでは,クラシック音楽世界最大級の音楽祭であるBBC Promsを堪能しました.3連休には地の利を生かし,隣国のフランスへ旅行をしました.初の英語圏以外の旅行はとても新鮮でした.ヨーロッパの大学に在籍している研究室の元先輩等と再開することもできました.




総じて瞬く間に過ぎて行った2ヶ月でした.本派遣での経験を今後の生活に生かしていきたいと思います.





最後になりましたが,本滞在の際,日々の研究生活で日頃から様々なサポートをいただいたQuantum Matter Groupの皆様,直接指導をいただいたDr Sian Dutton, 本滞在を快諾いただいた,慶應義塾大学物理情報工学科の指導教官の神原先生および同研究室の的場先生,渡邊さんをはじめとした矢上国際担当の皆様,滞在の際,様々な現地情報をくださり,本ブログの転載をいただいた物理情報工学科主任教授の足立先生,私の滞在につき,諸所の対応をいただいた学生部国際交流支援グループの黒川さんおよび長川さん,このような機会を与えてくださった本プログラムの責任者である数理科学科の前田先生並びに太田先生,私の拙いブログを最後まで購読いただいた皆様に感謝いたします.


2012年9月22日
篠原 肇



写真:ニュートンのリンゴの木(の末裔).ケンブリッジ大学における物理学の名所の一つです.毎朝この木の前を通り研究所へ通っていました.
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by keio-itp | 2012-09-22 21:28 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原

9週目 ~Physics at Work~

こんにちは.ケンブリッジ大学 篠原です.

新学期が始まる時期となり,大学にも新入生が多くみられる時期となりました.歴史の長いケンブリッジ大学は変わった習慣や名称が多く残っています.例えば学期の名前が日本のように1学期2学期や春学期秋学期などではなく固有名がついています.10月から始まるタームはMichaelmas Termと呼ばれています.フランスのモンサンミッシェルでも知られる大天使ミカエルから来ているそうです.詳しくは公式ホームページをご覧ください.
ケンブリッジ大学ホームページ:http://www.cam.ac.uk/


さて,今週は主に高校生を対象とした「オープンキャンパス」と同等の位置づけのイベント,”Physics at Work”がキャベンディッシュ研究所にて行われました.
(正確にはこの大学では「キャンパス」という言葉は使われていないので,オープンキャンパスとは言いません.)
http://www-outreach.phy.cam.ac.uk/physics_at_work/


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何ともオープンキャンパスらしいDrink Station (休憩所)の案内


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Drink Station で休憩する高校生


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歴代のPhysics at Workの展示


私たちのグループでは毎年「超伝導体」についての説明と超電導現象を利用した実験によるデモンストレーションを行っています.
特に印象に残る実験が超電導の「マイスナー効果」を使った「浮かぶ車」です.リニアモーターカーの原理として知られています.

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マイスナーカー
(本ブログにはシステム上残念ながら動画は掲載できませんでした.)


本デモンストレーションと同様のものは慶大物理情報工学科においても毎年12月に行われる本学理工学部1年生向けの「学科分け説明会」でも毎年行われています.
慶應義塾大学理工学部,学科分け説明会(2011年度版)
http://www.st.keio.ac.jp/news/20111207_002.html

やはり「宣伝用のインパクトのある実験」は世界共通のようです.
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by keio-itp | 2012-09-20 04:55 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原
こんにちは.ケンブリッジ大学 篠原です.

イギリス,特にロンドン・ロイヤルアルバートホールでは毎年7月中旬から9月上旬の間,プロムス(BBC Proms)という音楽祭が開催されます.
URL: http://www.bbc.co.uk/proms
BBCはラジオでお馴染みの放送会社です.人気のチケットは即完売が常のようです.

クラシックのコンサートなのですが,日本の一般的なイメージのきっちりとして堅苦しい印象のクラシックコンサートとは雰囲気が全く違います.何もかもが自由です.
特に最終日の夜は”Last Night of the Proms”と呼ばれ最大の盛り上がりを見せます.ホールだけでは人数が入りきらずにすぐ隣にあるハイドパークという公園においてもコンサートが行われます(内容は最後の1時間のスクリーン放送以外は別内容です).今回このハイドパークで行われたBBC Proms in the Park Londonに行ってきました.

鑑賞方法も非常に自由で多岐にわたっています.寝ている人,ピクニックを始めている人,踊っている人,折り畳み式のスタンドを出し始める人など自由です.服装も何でもありです.またこのコンサートはアルコールまで1人1リットルまで持ち込み可です.チケットに明記されています.中には売店も多くありました.イギリスのコンサートなので,知らない曲ばかりなのだろう.と思っていたのですが,知っている曲ばかりで非常に楽しかったです.

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チケット: 18歳以上1リットルまでワインまたはビール持ち込み可(チケット右側)
No more than 1litre of wine or beer to be brought into the arena per person over 18 years of age


このコンサートの特徴として,ほとんどの人が国旗を持っています.私は日の丸が手に入らなかったためユニオンジャック(イギリスの国旗)を振って英国人の気分を味わいました.

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屋外舞台とユニオンジャック


このコンサートで特に盛り上がるのが,最後の30分です.ルールブリタニカ,イエルサレムなどイギリスの愛国歌が流れます.日本では行進曲として馴染みの深い威風堂々も流れました.この威風堂々ですが,歌詞があります.(下記付録参照).大合唱の後,指揮者が自ら「これで終わり?まだ足りないよね?もう一回!」と自主的にアンコールがありました.その後,ユニオンジャックが舞う中,イギリス国歌の大合唱の後,花火が上がり,5時間にわたるLast Nightおよび今年のPromsを締めくくりました.

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ユニオンジャックがはためく会場


音楽が好きな人はぜひ一度足を運んでいただきたいコンサートでした.私もまた機会があれば参加したいと思います.

ネット上にPromsの多くの動画がアップされていますので,興味のある方は”Last night of the proms”などで検索してみてください.





付録

Land of Hope and Glory威風堂々歌詞 抜粋

Land of Hope and Glory,
Mother of the Free,
How shall we extol thee,
Who are born of thee?
Wider still and wider
Shall thy bounds be set;
God, who made thee mighty,
Make thee mightier yet
God, who made thee mighty,
Make thee mightier yet.

希望と栄光の国
其は自由の母よ
我らは汝をいかに称えようか?
我らを産みし汝を。
広大に、いっそう広大に
汝の土地はなるべし
神、汝を偉大たらしめし者が
いっそう汝を偉大にしますように
神、汝を偉大たらしめし者が
いっそう汝を偉大にしますように

Wikipedia より引用(厳密には引用元として好ましくないですが,今回はWikipediaを引用します)
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by keio-itp | 2012-09-10 05:35 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原
こんにちは.ケンブリッジ大学 篠原です.

今回は4週目に書いた研究環境に加え,日々の研究スタイルについて書きます.


こちらの学生は概して「要領がよく多趣味」な印象を受けます.
多くの博士学生を含む学生は(および一部教員も)所属するコレッジの「サークル」や各国の会に所属しているようです.大学院生用のリーグが独立して存在するほど盛んです.最大のライバル校であるオックスフォード大学との定期戦がある競技も多数存在するようです.活動時期は土曜日・日曜日・および平日の夕方以降が主で,夏には合宿を行ったりする団体もあるようです.テニスラケットやギター,バイオリンを背負っている学生をよく見かけます.ボート部のハウスメイトも活動がない日は町中をジョギングしています.


また,非常に多国籍な環境のため,各国の集会は需要があります.日本人会も存在します.
ケンブリッジ日本人 十色会HP: http://cujif.seesaa.net/
今年度の幹事の方のうち名前が出ている3人のうち2人が,私の所属する物理情報工学科の卒業生と聞き驚きました.

ケンブリッジ日本人会という団体もあるそうです.HP:http://jscam.fc2web.com/


先ほど,サークル活動は夕方から行っている様子だと触れました.日本では大学院生が18-19時からサークル活動とは考えられない状況だと思います.しかし,こちらの多くの学生は大学院生・ポスドク等も18時頃には研究を終了し,帰宅しているので十分可能な時間帯です.
15時頃にはイギリスお馴染みのTea timeや金曜日の夕方は各所でパーティが開かれています.

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先日開かれていた研究所の庭でのBBQの際の学内バンドの演奏

また夏休み期間に帰国する人も多く,大半の学生が1ヶ月以上の「夏休み」を取っているようです.学生居室が同じドイツ人は,私が滞在している途中で1ヶ月ドイツへ帰国し学会発表も済ませたようです.イギリス人は,私が所属して数週間たったのちに帰ってきました.同様に学会発表も済ませてきたようです.
同様に”Holiday”を取得し数週間出かけていた教授もいました.

研究活動自体は,共同研究が多く,複数のテーマを掛け持ちしている人が多いです.私もSummer Student(署名した書類にはVisiting Scholar=訪問研究員となっていましたが,内部ではSummer Studentで通っています.)ながら,自分のメインテーマに加え,サブテーマ,他のメンバーの手伝い実験を含めると4テーマを掛け持ちしています.(日本で行っている研究はまた別にあります.)
なるべく効率よく結果を取得し,少ない実験数で多くの成果を上げる工夫や姿勢が随所に見られます.

以上のように公私共に要領よくこなしています.


最後に私の研究の進捗状況は,サブテーマの1つとして行っていた研究において,一定の成果が上がったので,残りの期間はこちらを「メインテーマ」として進めていきます.
(メインテーマは現段階では,期待していたほど上手くは行っていませんがサブテーマとして進めます)


今回の滞在も残り丸2週間ほどとなりましたが,最後まで頑張ります.
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by keio-itp | 2012-09-06 05:56 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原
こんにちは.ケンブリッジ大学 篠原です.

今回はヨーロッパ(イギリス)の電車による海外旅行事情について書きます.

8月27日(月)がBank Holidayという国民の祝日で,土曜日,日曜日とつなげると3連休であったため,ヨーロッパ高速鉄道 ”Euro Star” に乗って隣国フランスまで行ってきました.


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Euro Star


ロンドンからパリまではEuro Starにより約2時間で到着します.時差が1時間あります.
Eurostar webpage
インターネットから予約し,チケットは事前に印刷する方式です.チケットの窓口での回収もできるようですがほとんどの人がコピーを持っていました.

利用日までの日時と季節,時間帯によって大きく値段が変わるようです.
また,階級によっても値段が違います.
聞くところによると一か月前までに予約するとかなり格安でチケットが手に入る模様です.
予約の状況によっては下級席よりも上級席のほうが,値段が安いこともあるようです.
実際今回も通常クラスよりも2等席のほうが安かったです.
行きは2等席,帰りは通常席を利用しました.
2等席のほうが,席が広く,食事つきでした.


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Eurostar 朝食

国をまたぐため,電車ですが,入場ゲートに空港のようなセキュリティチェックがありました.(写真撮ろうとしたら,注意を受けたため写真はありません)
パスポートチェックもあります.(→注意事項として後述)


できれば週末のフランス旅行について書きたいところではありますが,本ブログの趣旨から逸脱するため,フランスの首都パリのシンボルの1つであるエッフェル塔の写真のみに留めておきます.

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エッフェル塔

このように他国に電車で,数時間で旅行できることは,ヨーロッパの魅力の一つとしてあげられます.




外国からの海外旅行に際し,注意事項があります.パスポート以外の滞在証明書の携帯を忘れないようにしましょう.
これは完全に私のミスなのですが,今回,大学からの許可証明書を持参し忘れてしまいました.
これに対し,通常はパスポートと入国カード(海外から日本に帰国する際,飛行機で書きこみ成田空港のゲートで提出するカードと同等のもの)を提出し,数秒で終わるはずであり,今回も自分以外はそうでしたが,この許可証が無いおかげでImmigration Deskにおいて10分ほどの尋問がありました.話が通じなかったのは監査官がVisa等の許可証のことを”lecturer”と言い間違えていたからなのですが,様々な理不尽な質問が飛んできました.

最終的に何とか出国スタンプを押してもらえましたが,相当てこずりました.概して高圧的です.
仮にまったく答えられなかった場合などは出国が差し止められていたかもしれません.
くれぐれも外国から外国へ移動する際は,たとえ数時間の電車での外出とは言えども,パスポート以外の滞在を証明する書類の携帯に気を付けましょう.



参考:Immigration Deskでの会話一部抜粋 (英語・日本語訳)
登場人物 監査官A (以下A) 隣に座っていた監査官B (以下B) 私(I)

A “Do you have a lecturer?”
I “No, I do not have any class since I am currently a research scientist.”
A “Where is a lecturer?”
(最初の時点でなぜlecturerなのにhaveなのはなぜだろうとは思いましたが,職業を聞かれているものだと思いましたが,ここではっきりと気づきました.lecturer≠専任講師であることを.)

I “…What is the “lecturer” that you said?”
A “You showed the lecturer at the immigration in the Heathrow Airport when you arrived at UK didn’t you?”
I “I think “the LETTER” is a certification and a recommendation letter that states I am allowed to stay in UK isn’t it?”
(首を縦に振られ,質問が変わりました.)

A “What are you doing?”
I “Studying and Doing research Physics”
A “Physics? What is Phyics?”
I “Physics is Physics, field of study that clarify phenomena that dominant our society especially in natural science world.”
B“…Physique(French name of Physics), it is a difficult, almost impossible to understand natural science”

A “Are you studying “Physique” in English?”
I “OF COURSE!”
A “Why a student who is studying such a difficult study in Cambridge University cannot understand my very easy question in English?”
I (あなたが単語を間違えているのですが...)

I “I do not think there is a relation between them.”
A “Why such a student makes such an easy mistake? You ALWAYS have to have the letter when you get out from UK right? This is a rule for immigration in UK.””
(いつの間にかlecturer が letterに変わっていました...)

I “All right. Sorry for my fault.”
A “Here you are. Take care.”




日本語訳
A「lecturer”を持っていますか?」
I「いいえ実験をしているだけで”lecturer”は持っていません.」
A「“lecturer”はどこですか?」
(最初の時点でなぜlecturerなのにhaveなのはなぜだろうとは思いましたが,職業を聞かれているものだと思いましたが,ここではっきりと気づきました.lecturer≠専任講師であることを.)

A「ヒースロー空港に到着したとき監査官に見せたlecturerがあるでしょう?」
I「それは”lecturer”ではなく,証明書だと思います.そうですよね?」
(首を縦に振られ,質問が変わりました.)

A「何をやっているんですか?」
I「物理の勉強と研究をしています.」
A「"物理?"物理とはなんですか?」
I「物理は物理です.社会,特に自然科学を支配している現象の学問体系です.」
B「物理(フランス語) 難しくてほぼ理解不能な科学だよ.」
(この監査官は物理という単語自体を知らなかった様子)

A「その物理は英語で勉強しているのですか?」
I「もちろんです!」
A「なぜケンブリッジ大学でそのような難しいことを学んでいる学生が私のものすごく簡単な質問がわからないのですか?」
(住所がCity of CambridgeのCollageなので大学が判明した様子.)


私の心の中(あなたが単語を間違えているのですが...)
I「関係ないと思いますが.」

A「なぜそのような学生がこんな安易なミスをするのですか?イギリスから出るときは常にそのレターを持っていなければいけません.これはイギリスのルールです.わかりましたか?」
(いつの間にかlecturer が letterに変わっていました...)

I「わかりました.私のミスです.すみません.」
A「どうぞ気を付けて.」
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by keio-itp | 2012-08-28 23:10 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原

5週目 ~飲食事情~

こんにちは.ケンブリッジ大学 篠原です.

本日は飲食事情について説明します.

平日の昼食はキャベンディッシュ研究所の食堂にてとっています.開店時間は昼食の時間の11:00-13:45のみです.自動販売機はありますが,他に売店はありません.
教授,学生,その他研究員も区別がありません.研究所に在籍している人々は非常に多国籍で,オリンピックの際は各国の話題で非常に盛り上がっていました.


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キャベンディッシュ研究所食堂 Canteen

メニューは日替わりですが,カレーやグラタン・揚げ物が多いようです.
毎週金曜日にはイギリスでお馴染みの”Fish and Chips”が人気メニューとして出されます.
メインメニューのほかにchipsやcarrotを注文することができ,量はhalf-portion (半分)とfull-portion(通常)で選択できます.金額はhalfがfullの半分です.多くの人がhalf-portion を二種類選んでいます.
Full-portionの量がhalf portionの二倍は裕に超えているので,「物理の研究所なのに,食堂の人々は単純な計算もできないのか…?」と冗談交じりに度々話題に上がっています.


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Fish and Chips (and Spring roll) (£4.65≒580円) 本場のFish and Chipsは魚が大きかった.

市街には多くのレストランやファストフード店が軒を連ねていますが,私は基本的に朝食と夕食はコレッジのハウス内のキッチンで自炊をしています.
現在ハウスメイトに博士課程在籍の2人の白人女性がおり,ともに自炊をしつついろいろ教えていただいています.
スーパーマーケットはほかにもありますが,商品の特徴として,「材料は安いが加工品は高い」傾向が一貫して見られます.

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コレッジのハウス内のキッチン

食材は主に徒歩3分圏にあるSainsbury で購入しています.レジがセルフサービスです.


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Sainsbury


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レジ 種類が多く使うのが大変な小銭は大体このレジで"処理"しています.



他にも各国専門店があり,各国の食材を入手することができます.
私も日本食材店でしょうゆと麦茶を購入しました.
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by keio-itp | 2012-08-19 20:19 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原

4週目 ~研究環境~

研究環境

こんにちは.ケンブリッジ大 篠原です.

今回は研究環境,研究グループ,研究内容,研究施設を紹介します.
キャベンディッシュ研究所の研究体制は,一般的な日本の研究室のように各教授が研究室を持つのではなく,数人の教授と研究者と学生で1つのグループを構成しています.
上下関係は全くと言っていいほどなく,教授にも ”How is your experiment?” などと気さくに話せる環境です.
また,全体的に短時間で効率よく研究を進める雰囲気があります.一例として,夜18時以降は建物の出入り口の鍵がロックされます.一度実験のセッティングに手惑い,19時頃まで残ったことがありますが,ほとんど残っている人を見かけませんでした.

私は物理学科・キャベンディッシュ研究所Quantum Matter (QM) groupに所属しています.
(表示されているメンバーリストと現在在籍しているメンバーを見る限り,あまり更新されていませんが)
このグループでは物性の解明に関する理論と実験の研究を行っています.

私の研究は,昨今原子力発電に代わるエネルギーや,電気自動車の発達,情報通信デバイスの小型化に伴い,期待が集まっているリチウムイオン電池の電極材料物質の合成と評価を行っています.物質の合成には化学的な手法を用い,評価・解析にはシミュレーションを含む数学的・物理学的手法を用いています.多くの分野の協力が必要な分野につき多様な研究背景を持った人々とのやり取りが盛んな分野です.そのため,他学科との共同研究も多い傾向があります.

今回私も利用する装置の都合上,化学科(Department of Chemistry)や地学科(Department of Earth Science)においても実験を行っています.移動には物理学科から自転車でそれぞれ約10分のところにあります.

地学科の敷地内に博物館があり恐竜の骨や天然鉱石が展示されていました.

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Department of Chemistry (立て看板とメインの建物)


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Department of Earth Science


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博物館に展示されていた恐竜の骨


地学科の隣の通りには,私が所属する物理情報工学科の学科主任である足立修一教授が以前在籍されていた工学部(Department of Engineering)がありました.
慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科(物理情報システム専修) 足立研究室ホームページ: http://arx.appi.keio.ac.jp/


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Department of Engineering

残り約40日,楽しみつつ成果をあげられるよう頑張ります.
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by keio-itp | 2012-08-13 04:41 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原
こんにちは.ケンブリッジ大の篠原です.

今回はケンブリッジを離れ,現在オリンピック真最中であるロンドンを紹介します.
ロンドンまではケンブリッジから直通電車で約45分,各駅停車で約1時間20分です.電車には自転車ごと乗れるようです.乗車者用wi-fiもつながりました.この電車は乗る曜日や時間帯によって値段に変動があるようです.(週末のほうが安い.)

さてニューヨークに続き世界都市ランキング第2位のロンドンですが,いたるところに観光名所ガイドと案内人がいます.多くの名所があるようですが,今回はおそらくロンドンで一番有名であろう観光名所,ビッグベンを訪れました.
テムズ川を挟みビッグベンの向かいには,公園と大きな観覧車「ロンドンアイ」がありました.テムズ川を隔てて時代の差を感じます.

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ビッグベン

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ロンドンアイ


タワーブリッジにはオリンピックの象徴五輪がかかっていました.
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タワーブリッジにかかる五輪

ロンドンオリンピック会場へ行ってきました.4年に1度の祭典.どこも人であふれていました.チケットがないと会場には入場できませんでした.特にメイン会場のオリンピックパークで行われる競技は人気が高く,チケットの購入も困難なようでした.実際私も頻繁にチケット購入サイト(http://www.tickets.london2012.com/)を訪問しオリンピックパーク開催の競技チケットを買おうと試みましたが,残念ながら購入できませんでした.

幸運にも他会場で行われる競技のチケットを購入することができ,女子サッカー準決勝 「日本vsフランス」を観戦しました.会場は「サッカーの聖地」として知られているウェンブリースタジアムでした.収容人数90,000人の巨大な施設です.結果は2-1で「なでしこジャパン」が勝利しました.ワールドカップとの二冠を目指しぜひ優勝してもらいたいものです.

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オリンピックパークとオービットタワー

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ウェンブリースタジアム

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サッカー準決勝直後スタンドで日の丸を振る日本人
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by keio-itp | 2012-08-07 07:36 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原
こんにちは.ケンブリッジ大篠原です.

前回の投稿でコレッジについて触れましたが,今回私はジーザスコレッジ(Jesus Collage)に滞在しています.http://www.jesus.cam.ac.uk/
(通常Collageはカレッジと訳す場合が多いですが,英国の発音ではコレッジに近いという事実から,コレッジと呼ばれているそうです.本ブログではこれ以降Collageの訳をコレッジに統一します.)

ケンブリッジ大学には31のコレッジがあり,ジーザスはその1つです.エンブレムがニワトリというユニークなコレッジです.建物は町並み同様古めかしいつくりをしています.いたるところにオブジェが展示されています.

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馬のオブジェ


コレッジはおもに宿泊施設と教室,図書館,公式行事に用いられる食堂,スポーツ施設で構成されています.特にスポーツ施設は充実しており,テニスコート5面(ハードコート3面 天然芝2面),ラクロスコート,クリケットコート,ラグビーコート,フットボールコートが別々にあります.

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コレッジ中庭

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公式の食堂


私が宿泊しているコレッジ内の宿泊施設の外観および内装はこのようになっています.机とベッドとクローゼットのみのシンプルな構成です.

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部屋外装

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部屋内装 机とベッドとクローゼットのみのシンプルな構成


1つの建物に5つの個室があり5人でシャワー,トイレ,キッチンをシェアしている状態です.現在1部屋は空き部屋で1人は故郷に帰省中らしく,暮らしているのは3人で,残りの2人は修士学生であり,観光地や町についていろいろ教えていただいています.

「キャンパス」が広く移動に時間がかかるため,中古の自転車を買いました.

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自転車
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by keio-itp | 2012-07-30 04:19 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原