最後

ETHの猪谷です。

とうとう明日帰国します。月並みですが、思い返してみるとあっという間の
3ヶ月間でした。blogも今回が最後になります。

昨日、お別れ会ということで研究室のメンバーをアパートに招待し、日本食
を振る舞いました。企画自体は以前からあったのですが、なかなか予定が
決まらず、結局、一昨日メールで知らせて昨日開催という強行日程での決行
となりました。そんな急なお誘いにも関わらず、研究室のメンバー全員来てく
れました。うれしいことです。

みんなでお酒を飲みながら、よく話し、そしてたくさん笑いました。今回の滞在
が自分にとって有意義なものになったのも、研究室のみんながヨーロッパの
生活に慣れない自分を優しく受け入れてくれ、助けてくれたおかげです。
本当にありがとう。


今回の滞在を振り返りますと、非常に多くのことを学べたと思っています。
ひとつはもちろん研究について。こちらではセミナーを聞く機会がとても多く
（それが大変な時もあるのですが）自分の専門外の話も多々聞くことができ、
視野が広がりました。また、具体的に言うのは難しいのですが、日本と違う
研究に対する取り組み方に触れることができたことも大きな成果だと思ってい
ます。

そして、日常生活を通して、スイス、ヨーロッパの文化に触れられたことも、また
大きな成果であると思います。日本での常識が通用しない外国で、悪戦苦闘し
ながら過ごした3ヶ月間は大きな自信につながると思います。

今思うと、こちらに来た当初は生活に慣れるのに精一杯でかなり消極的だった気
がします。今後、派遣に行かれるかたは、怖がらず積極的に色んな人に話しか
け短い滞在期間を有意義に使っていただければと思います。

最後に、今回の滞在を支えてくれた多くの人に感謝します。
学事課国際担当のみなさま、様々な手続き、援助ありがとうございます。
指導教官である大橋先生にはメールにてご指導いただきました。
ITPを紹介してくださった江藤先生、まめにメールで励ましてくれた日本の
友人たち、そしてSigrist groupのみなさま。

みなさま、どうもありがとうございました。

これで最後です。ではお元気で。
このblogが今後ITPで海外に行かれる方のお役にたてば光栄です。



猪谷