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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

1週目:目が回りそうな毎日

ジョージア工科大学の伊藤です。
1週目は本当にバタバタしていました。
写真のアップがうまくいかないので、今回は文章で臨場感を伝えたいと思います。

その1 床で寝る
初日いきなり飛行機が成田で2時間近く飛ばなく、シカゴの乗り換えができなかったおかげでアトランタに着いたのが夜の9時過ぎになりました。

Housingは家具なしなのでしょうがなく床で寝ることに・・
寒くて悲しい初日の夜を過ごしました。2日目にLabの子がベッドを手配してくれて、買い物にも連れて行ってくれ本当に助かりました。それにしても、アメリカに来るとやっぱり対応が適当な場面にたくさん出会います。

その2 レクチャー
基本的に毎日どこかのLabが主催するランチレクチャーのようなものが開かれます。どのレクチャーも素晴らしく、audienceの方も本当にするどい質問をバンバンするので、未熟さを思い知らされます。スピードがすごいです。

昨日はヒューストンのNASAのLabと中継でHuman Computer Interactionについて議論するというレクチャーがあって本当に刺激的でした。Prof. Thad Starner(wearable computingの分野で世界的に有名な教授)とNASAの研究員が激論を繰り広げているのを間近で見て、最前線を体感しました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Thad_Starner

その3 ご飯
ご飯は自分でも意外な程ちゃんと作っています。
夜は帰ると疲れて9時前後には寝てしまうので、いつも朝6時くらいから料理して、それを朝と夜食べる感じのリズムになってます。昼はレクチャーでご飯が出ることが多いので困りません。

その4 Labの友達
Health System InstituteというLabにデスクをもらいました。デンマークからも2人visiting researcherが来ていて、他にはインド、韓国、中国、台湾・・と国際色が強いLabです。

http://www.hsi.gatech.edu/

1つびっくりしたのが、みんな研究をする上でfundingを気にしているということです。つまり、資金をどこから手に入れて実験するのかまで、MasterもPhDの学生も研究の一部として考えています。こうゆう所は本当に学ばなければいけないと思います。

その5 自分の研究
Prof. Ellen Yi-Luen Doからはいきなり

You can do whatever you want!!!

と言われ、本当に困りましたが今日やっと方向性発見!という感じです。
隣りのLabにいるPhDの方とコラボして研究をしていく計画です。
http://www.hsi.gatech.edu/hrl/

詳細はまた今度書きますが、彼はロボット研究のプロなので、ものすごい技術を持っているのですが、ロボットが建築空間の中でどうゆう価値を持つのかということに関しては疑問があるようで、建築を学んで来た僕のアイデアが生きるのではないかと思います。
つまり、彼が作るロボット、そしてそのビジョンが人ーロボットー建築の関係に注目して考えた時、どれだけ価値があるかを実証する実験を計画して、データを解析する!!!
面白くなりそうです!

それでは!

Taka Ito
by keio-itp | 2010-09-12 07:07 | 2010年ジョージア工科大学・伊藤