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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

三日目

数理科学科博士課程1年の北島孝浩です。ボストン・慶應ワークショップの三日目のことを書きます。
前日でボストン・慶應ワークショップの前半が終わり、後半に入りました。この日は45分の講演が午前中に3つありました。
はじめは、ボストン大学のPottharstさんの講演で、題目はSelmer modules in Perrin-Riou’s Iwasawa theoryでした。講演を聞いているときは何となく分かった気分になっていましたが、ノートを見返してみるとちんぷんかんぷん。全く分かっていないということを思い知らされました。基礎的なところをもっと勉強する必要があると感じました。
次は、慶應大学の中村さんで、任意のp進体に対するクリスタリン表現のZariski稠密性についての講演でした。中村さんは前日にひどく体調を崩されていましたが、朝には回復したようです。とてもスピード感のある発表でした。
最後はブラウン大学のSprungさんで、円分Z_p拡大における楕円曲線のTate-Shafarevich群についての講演でした。位数の公式、岩澤不変量の起源、主予想をイデアル類群の場合と対比させて説明していて、非常にわかりやすかったです。

午後はボストン・ダックツアーというボストンで一番人気だというツアーにほぼ全員で参加してきました。このツアーでは、水陸両用車に乗ってボストンの町をドライブしたあとチャールズ川へと入って行き、リバークルーズが楽しめます。

天気は晴れ、少し肌寒いくらいでしたが、いい観光日和でした。
ツアーの出発地点には数台の水陸両用車と、出発を待つ多くの客が並んでいました。

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運転手がガイドさんも兼ね、キレのある語り口で、小気味よくボストンの名所を説明してくれました。黄金ドームの州会議事堂からボストンコモン、歴史あるノースエンド、高級ブランドも並んでいるニューベリー・ストリート、クインシーマーケット、プルデンシャルタワーなど、ボストンの名所をすべて巡っていきました。

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途中、運転手の指示で、乗客は車中で「ぐわっ、ぐわっ」とアヒルの鳴き声を出すことになっていました。ダックツアーの別の車両に向けて鳴いたり鳴かれたり、歩行者に向けて鳴いてビックリさせたり。町中ではよくある光景のようで、小さい子供等がバスに向かって鳴いてくることもありました。偶然遭遇した結婚式の花嫁に向かっても鳴いたら、手を振ってくれました。こういう遊び心って良いなと思いました。
全てを見尽くした後は、ついにチャールズ川に進水して、ボストンとケンブリッジの見事な眺めを堪能しました。

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by keio-itp | 2011-09-17 18:15 | 2011年ボストンワークショップ