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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

スタンフォード大学

UCバークレーの高井です。今週はスタンフォード大学にて講演を行ってきました。

スタンフォード大学は、UCバークレーから車を使えば1時間掛からないほど近いのですが、電車で行くとサンフランシスコ経由でぐるっと回るので2時間強掛かります。
具体的な経路を書くと、UCバークレー最寄駅のダウンタウンバークレー (Downtown Berkeley) 駅から電車バート (BART) で、終点のミルブレー (Millbrae) 駅まで行き、そこからカルトレイン (Caltrain) と呼ばれるサンノゼ (San Jose) まで繋がっている列車に揺られ、パロアルト (Palo Alto) 駅で下車。そこから1キロくらい歩くとスタンフォード大学に着きます。
カルトレインはほとんどの車両が二階建てでバートに比べて大きく、車内もきれいで快適でした。
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スタンフォード大学は広大な自然の中にあり、キャンパスも閑静で、研究に集中するにはもってこい、という感じでした。
ただ近くにお店などが少なく車または自転車がないと住みづらいそうです...。
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現在、スタンフォード大学の数論グループには Conrad さん、Venkatesh さん、Soundararajan さんらがいらっしゃって、院生、ポスドクの方々も多く、活気に溢れていました。

講演では「CM体の相対類数の非可除性」に関する結果について話しました。
これまで同様の話をいろいろなところでしましたが、今回は結果に使われる U_p, V_p トリックの有理数体上での復習とその総実体の場合の改良点を中心に話しました。
そこにいらしていた Dasgupta さんの質問にうまく答えられなかったのが心残りです。

その後、キャンパス内のレストランでランチをご馳走になりました。
この夏にアトランタで知り合ったスタンフォードのポスドクの Robert さんと再会できたりと、凄くいい経験になりました。
呼んで下さった Conrad さん、ありがとうございました。

さて、これで予定されていた講演は終わったので、今後はより研究に集中していきたいと思います。
by keio-itp | 2013-11-11 16:18 | 2013年UCバークレー・高井