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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

カテゴリ:2012年ミュンヘン工科大学・西川( 8 )

最終週

ミュンヘン工科大学の西川です。
いよいよ帰国まで1週間を切りました。
先週は、研究室の修士の学生のプロジェクトのファイナルプレゼンテーションを聞いたり、自分の研究のプロジェクトのまとめのレポートを書いて過ごしていました。
今日無事レポートとプログラムを提出することができたのでよかったです。今日明日は研究室に置いてある本や論文を読もうと思っています。

先日、友達がホームパーティーを開いてくれました。写真はracletteというフランス料理です。バーベキューとチーズフォンデューが合わさったような食べ物でとてもおいしかったです。12人ほど集まりましたが、二人以上同じ国籍の人がいないというとてもインターナショナルなパーティーでした。
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by keio-itp | 2012-08-13 22:58 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第10週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

ミュンヘン滞在が残り3週間を切り、研究もラストスパートというところです。
今は、Kinectを用いて居住者の入退室、行動を把握するためのプログラムを作成中です。入退室管理のプログラムについては、なかなか思うような結果が得られず、修正に時間がかかってしまいましたが昨日エラー箇所を見つけ、まずは第一段階をクリアしました。
Bock教授の研究室には実物大の部屋のモデルやプロジェクトの試作品があるため、仮想状況ではなくリアルスケールでプログラムの試行実験を行うことができます。実際の居住空間に近い状況で試行することで、プログラム作成段階では気がつかなかった不具合などを発見することができるので、よりよいアプリケーションを作ることができると思います。
また、自分の研究が単に研究室のプロジェクトのための1つの案になるのではなく、いずれプロジェクトの一部として実際に組み込まれるそうなので、とてもやりがいを感じ、気合いが入ります。助手の方と密にディスカッションを重ねる必要があるのも、そのためです。

先日行ってきたレーゲンスブルクの写真です。街が世界遺産に登録されていて、ドイツ最古の石橋やドイツ最古のソーセージ屋さんがあることでも有名です。とてもすてきな街でした。
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ソーセージ屋さん
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これはミュンヘンから電車で30分ほどのフライジングという小さなのどかな街です。ここはドイツ最古のビール醸造所があることで有名です。またミュンヘン工科大学のビール醸造学科があり、世界中のビール会社の御曹司や社員が留学するそうです。
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by keio-itp | 2012-07-30 00:48 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第8週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

研究課題が一つ終わり、小論文のようなレポートにまとめて提出しました。英語で論文を書くのは初めてだったので、予想以上に時間がかかってしまいましたが、とてもいい経験になりました。次のステップについて研究室の助手の方と相談し、帰国までのおおまかな目標が決まったところです。これからは、助手の方と頻繁にディスカッションしながら研究を進めようということになりました。

先日、研究室に高齢者が6人程いらして、高齢者支援ツールの試作品の実験を行いました。研究と実生活の距離の近さを感じました。
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私が所属している研究室の教授はとても親日家で、日本の建設技術についての研究もされています。日本は地震や都会の土地の狭さなどの理由から、建設技術はほかの国よりもかなり進んでいるようです。
そのため研究室の修士の学生は、日本企業の建設工事の自動化や最新の構造技術について勉強しています。各自が割り当てられた建設技術について調べ、プレゼンテーションするという課題があるのですが、日本語の資料しかない場合が多く、みんな写真から推測するなどして苦戦しています。
研究室には今は日本人が私しかいないため、毎日のように翻訳を頼まれています。しかし資料には専門用語が多く、また機械の部位の名前等は本来の英語とは少し違った意味でカタカナ化している日本語英語ばかりなので、英語で説明するのはとても難しいです。日本語の難しい説明を、いかに簡単な英語で言いかえるかということを考え、辞書を使いながら頑張っています。みんな一生懸命理解しようとしてくれて、なんとか役に立てていると思います。私にとっては建設技術に関する理解が深まるだけでなく、英語の勉強にもなるので一石二鳥です。
by keio-itp | 2012-07-16 06:18 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第6週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

最近は天気がよく、日中の日差しはかなり強いです。ただ日本と違って乾燥しているので日蔭は涼しいので助かります。

研究についてですが、ようやくプログラムが完成し、第1ステップをクリアしました。明日研究室の助手の方に次のステップについて相談しようと思っています。
自分の研究がうまく進まなくて悩んでばかりいるのは時間がもったいないと思い、先日研究室の友達に自分の興味のある分野について学ぶ方法がないか聞いてみたところ、面白そうな授業があることを教えてくれました。そろそろ学期末に近付いているということもあり、聴講することのできる授業は限られていますが、出来る限り多くのことを吸収できるように、機会があったら何でも参加してみようと思っています。また、Facebook上で同じ分野に興味を持つ人のコミュニティーを作り、生徒同士で情報を共有し合っていることを知りました。さっそく私もコミュニティーに追加してもらいました。海外の動向や、友人が見つけた興味深いwebサイトや論文などををチェックすることができるので、いろいろな情報が得られそうです。


ドイツvs.イタリアのサッカー試合を研究室の友人と観戦しました。今回は、ミュンヘンにあるイングリッシュガーデンという大きい公園の中のビアガーデンの特大スクリーンでした。試合開始3時間前にはすでにほとんど空席がなく、みんなビールを飲みながら試合開始を待っていました。
ドイツ人のサッカーへの熱狂ぶりはすさまじいので、試合がある日は日中からドイツ代表のユニホームを着ている人を多く見かけます。また、家ではなくビアホールや公園、レストランなどで観戦するのが一般的なようです。

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ドイツのウェイターは男性も女性もものすごく力持ちで、一度に8個は余裕で持てます
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ドイツは負けてしまいましたが、勝ったイタリア人はクラクションを鳴らしたり路上で旗を振りながら歌ったりと大騒ぎしていました。勝った国の人が対戦国で大騒ぎできるのは、ここがドイツだからだと友人が言っていました。これがイギリスだったら暴動になるけれど、ドイツ人は負けても何も手を出したりしないからだそうです。こういうところでも日本人とドイツ人は似ていると思います。

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by keio-itp | 2012-07-02 20:50 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第4週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

 先週は、Kinect のサンプルプログラムを解読しながら、人間の進行方向を検知する手法を検討しました。玄関から入室してきた人の進行方向をリアルタイムで検知したいため、いまのところ骨格情報よりも深度情報を用いるのがいいのではないかと考えています。
 先週のUbiquitous Computingの授業は、DOCMO Europe Ltd.の方の講演でした。主に日本のSuica、おサイフケータイ、最新携帯事情などの紹介だったので、私にとっては何も新しいことはありませんでした。日本では、携帯電話ひとつに様々な機能を集約し、生活のあらゆるシーンでサービスを提供してくれるという考えは主流ですが、ヨーロッパの人にとっては斬新な考えなようでした。携帯電話の機能のあまりの細かさに笑いが起きることもありました。

EUROのドイツvs.オランダを研究室のスクリーンで観戦しました。
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大学内に一時的にスポーツバーのようなものができていました。
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by keio-itp | 2012-06-18 04:40 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第3週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

 先週の月曜日に教授と研究テーマについて相談をし、テーマを決定することができました。
独居高齢者を支援することを目的としたAmbient Assisted Living のための居住者の行動把握について研究します。具体的には、玄関からは入ってきた人がどの部屋に向かおうとしているのかを、Kinectを用いて識別する研究です。
先週は先々週に引き続き、Ambient Assisted Livingに関する本や論文を読むことに加え、Kinectの動作確認をしました。また、先週からUbiquitous Computingの授業に出席しています。この授業は、講義の後に隔週で演習があります。先週の内容は、センサを用いたデータ取得からその処理方法までの説明でした。具体例を交えながらの講義でとても興味深く、また今まで漠然と認識していたことを詳しく順序だてて説明していたので、とてもためになりました。

 ミュンヘンは最近は天気が安定せず、ひんやりとしている日が多いです。日差しが強い日とはうって変わって、街や公園に人が少なくて驚きました。日本では少し涼しいくらいの天気が好まれますが、ドイツの人は日光浴できない日にはあまり出歩かないようです。

週末にBMWミュージアムに行ってきました。
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オートバイで階段を上ったり館内を走り回るパフォーマンス。
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BMWミュージアムの隣にあるオリンピック公園
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by keio-itp | 2012-06-11 03:37 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第2週目

こんにちは、ミュンヘン工科大学に留学中の西川紗です。
ミュンヘンに着いてから2週間が経ち、生活も落ち着いてきました。

研究室のPh.D.の方に教えていただいた、日本とドイツの研究の違いについて書きます。
日本の大手企業は自社の研究所をもっているケースが多いですが、ドイツのほとんどの企業にはそのような機関がありません。そのため、企業と大学の研究室が互いに協力し、共同で研究を進めます。日本の大学の研究は20年後を見据えて研究を進めるのに対し、ドイツの大学では5年後の実用化に向けて研究を進めています。つまり、大学の研究が商品に直接つながっているということです。
私が所属している研究室でも現在、ハウスメーカー、建築デザイン事務所、家具メーカー、電気メーカーなど複数の企業と共同で、Service Wall というものを開発しています。これは、高齢者支援ツールの一つで、一つの壁ユニットに多様なセンサやアクチュエータを埋め込むことで、様々なサービスを提供することを目的としています。多分野の企業と協力することで、様々な視点から見た”高齢者支援”に関する知識を得ることができるというメリットがあると思います。
6月中旬に企業向けに、実スケールの試作品を用いたデモンストレーションをするということで、私も試作品作成の一部を任されました。その課題はあと少しでひと段落つくので、
今週の月曜日からは本格的に自分の研究を始められそうです。

週末は研究室の友達と湖に行ってきました。ミュンヘンの人は週末は湖で過ごすのが定番のようです。私が行ったTegern湖はオーストリアとの境に位置し、ミュンヘン中央駅から電車で1時間半ほどで行くことができます。橋を渡るとオーストリアです。
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by keio-itp | 2012-06-05 04:26 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

第1週目

こんにちは。
ITPプログラムでミュンヘン工科大学に留学させて頂いている西川紗です。ミュンヘン滞在中はThomas Bock教授の研究室でAmbient Intelligenceに関する研究を行います。
ブログを書くのは初めてなので、何を書いたらいいのかわからなくて困っていますが頑張ります。

ミュンヘンに到着して一週間が経ちました。
いまは大学から徒歩20分程の女子寮に住んでいます。
ミュンヘンの住宅事情はとても厳しく、多くの留学生が部屋を探すのに苦労するようです。私もITPに参加できることが決まってから一カ月程かけて、やっと今住んでいる寮を見つけることができました。教授に教えていただいたドイツの不動産サイト(20個くらい!)をくまなく調べ、大家さんにメールを送るのはとても大変でした。

寮の位置はあらかじめgoogle mapで調べていましたが、着いてみると想像以上に街の中心にあったので驚きました。中央駅までは徒歩10分、平行する一本となりの道は多くの人でにぎわうミュンヘンのメインストリートという感じで、とても便利なところです。日本でいうと渋谷に住んでいるようなものだと思います。
このメインストリートは平日の夕方や土曜日には人で埋め尽くされていますが、日曜日はどのお店も閉まっているのでほとんど観光客しかいませんでした。

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ミュンヘンは公共交通機関がとてもたくさんあり、地下鉄(Uバーン、Sバーン)、トラム(路面電車のようなもの)、バスが細かく走っています。寮から大学まではトラムで2駅ですが、道を覚えるためにすべて徒歩で移動しています。
大学のキャンパスは慶應矢上や日吉とはまったく違い、建物が点在しているのではなく、1ブロック分が建物で囲まれているという感じです。なので道から直接校舎内入れます。
大学敷地内にはグラウンドや中庭のような開けたスペースがほとんどありませんが、大学の周りには美術館や博物館がいくつもあるため、緑豊かで広々としています。

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研究室の人はみんなとても優しく、いつも声をかけてくれたり、細かいことまで面倒を見てくれるためとても助かっています。研究室には留学生が多く、ドイツ人学生は2人しかいません。また、教授以外に2人の先生がいて研究に関して様々な指導をして下さいます。(ドイツでは教授ではない人も講義をするそうです)

水曜日にAutomaticaというロボットの展示会に行ってきました。会場の広さも、参加企業数もとても大規模なものなので、一日かけて見学しました。なかでもKURAというドイツ企業のブースが大きく、圧倒的な存在感でした。

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また、Panasonic、三菱電機など日本の企業も多数参加していました。
多くのブースでビールが用意されていて、中庭にはビアガーデンがあました。ドイツ人は場所、時間を問わず、のんびりビールを飲むのが好きなようです。

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by keio-itp | 2012-05-28 01:54 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川