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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

カテゴリ:2012年NIST・岩國( 14 )

帰国しました

NISTの岩國です。先日予定通り帰国しました。
4か月弱の派遣で、しかも初めての一人暮らしが海外ということで、はじめはやっていけるか不安もありましたが、本当にあっという間でした。今は不思議なことに疲れをほとんど感じておらず、また16時間の時差がありましたが、時差ボケもありません。

最後にボルダーの見どころをいっきに紹介します。

ボルダーで一番有名なピザレストランです。2人前で$20弱です。鉄なべに入っていて、生地がふかふかでした。
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一番おいしいと言われている朝食レストランです。週末のランチに行きました。これで$12くらいです。手前の四角い食べ物はニューオーリンズのドーナツだそうです。
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土曜のお昼にパールストリート近くで開かれている、ファーマーズ・マーケットです。新鮮な野菜や手作りお菓子が買えます。値段はスーパーで買うより少し高めです。
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靴メーカーのcrocsはボルダーが発祥地です。
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暮らしていた家です。ハウスメイトのメンバーは何度か入れ替わりましたが、最後は8人と暮らしていました。最後の週末に送別会を開いてくれ、ドイツ人ハウスメイトが小麦粉から作ったパスタがとてもおいしかったです。
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NISTです。たくさんお世話になりました。Newbury博士は大変頭の切れる方で、そのうえ寛大で気さくなすばらしい方でした。Coddington博士はどんな問題でも解決してくるスーパーマンでした。Sinclair博士は一番年齢が近く、笑顔が素敵な方でした。冬用のジャンバーや手袋など一式貸してくださいました。Girogetta博士とBaumann博士はとてもアクティブで、色々なアクティビティーに連れて行ってもらいました。デュアルコムの実験を一緒にしていたRieker博士は学生時代に日本企業と共同研究していたということで、日本に強い興味を持っている方でした。一番よく話した方で、実験のことだけでなく、夕食の相談や人生相談にも乗ってくださいました。
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振り返ってみると、NISTのグループメンバーやハウスメイトなどたくさんの方々に助けてもらい、支えてもらいました。デュアルコム分光の基礎的なテクニックを学んだだけでなく、実験での問題解決へのアプローチの仕方や、アメリカでは大統領選挙を控えていることもあって、バックグラウンドの異なる人たちとどう接するかなど政治的なことも含め、考えさせられることが多く、刺激を受けました。このような貴重な機会を下さった数理科の太田先生、前田先生、指導教員の物理学科佐々田先生、国際センターの方々に感謝いたします。

今回の留学で得た知識とノウハウをD論の次の実験に生かしていきたいです。また、デュアルコム実験の途中で見つけた興味深い現象についてはデータを取り終えたのですが、解析が少し残っているので、グループの方々と連絡を取り続けながら、まとめあげていきたいです。
by keio-itp | 2012-11-02 14:17 | 2012年NIST・岩國

ロッキー山脈国立公園

NISTの岩國です。早いもので残りの滞在もあと2週間となりました。残りのボルダー生活を満喫すべく、ボルダーに行くなら一度は訪れたいところ、と観光案内にあった、ロッキー山脈国立公園に行ってきました。ボルダーのダウンタウンから北西に車で山道を2時間弱のところに位置しています。
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公園の中で一番有名な湖がこのベアレイクです。湖の周りはハイキングコースになっていて、1時間程度散策しました。熊には会いませんでした。地図を見て確認できますように、ベアレイクは山の頂上ではありません。頂上まで行くハイキングコースもあるのですが、雪で閉鎖されていました。
因みに山のふもとのNIST周辺の紅葉はこのような雰囲気です。お昼ご飯を買いに行く途中の道です。
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実験は、デュアルコム分光システムで分子の吸収スペクトルを観察していたところ、本筋とはすこし違うところで興味深い現象を見つけました。今はこれについても、さらにデータ取りと解析を進めると同時に、どのようなことが起きているのか、理論的なモデルを考察しています。
by keio-itp | 2012-10-19 15:16 | 2012年NIST・岩國

ノーベル賞

NISTの岩國です。寒いです。どれくらい寒いかと言いますと、以下の写真くらいです。
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家の庭の写真なのですが、雪がうっすら積もっているのが確認できますでしょうか。先週末、とうとう雪が降りました。7月にこちらに到着したので、基本的に薄い洋服しか持ってきませんでした。この日はグループの方が貸してくださったジャンバーと、手持ちの服とで6枚重ね着して過ごしました。雪の日の翌日は最高気温25℃くらいまで上がり暑かったです。これがコロラド天気なのだそうです。

さて、日本ではおそらく京大の山中教授のノーベル医学生理学賞で盛り上がっていると思いますが、こちらはノーベル物理学賞で盛り上がっています。なんとNISTのDavid J. Wineland博士がノーベル賞を受賞されたのです。ノーベル財団のホームページの紹介写真の背景はボルダーだと思われます。このブログに出てきた写真と是非見比べてみてください。受賞理由も載ってます。
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2012/wineland.html
今日は祝福メールがNIST内で飛び交い、緊急会見も開かれました!会見では、とてもラフな格好で、缶ジュース片手に登壇し、いかにも科学者という感じの方でした。会場にはカメラを持った記者も大勢来ており、「レディーガガになったみたい」と言っていました。質疑応答の一部を抜粋すると、物理に興味を持ったきっかけは「高校の物理の授業がcoolだったから」、若い人へのメッセージは「自分が面白いと思うものを見つけて、それを突き進めること。そうしないと成功はない」。会見後は玄関ロビーで皆にワインが振る舞われました。このような喜びの場に立ち会え、嬉しく思います。
by keio-itp | 2012-10-10 13:45 | 2012年NIST・岩國

もうすぐハロウィン

NISTの岩國です。もう夏は完全に終わってしまったようです。4本で$1だったトウモロコシが店頭から消え、メロンも甘みが減ってきました。そして紅葉が始まっています。こちらは黄色くなる木が多いようです。最高気温は暖かい日で20℃前半です。夜は19時には暗くなってしまうので、研究所から帰るときは自転車ライトが必要です。

10月と言えばハロウィンです。日本ではクリスマスほど浸透してないと思いますが、こちらの盛り上がりはすごいです。いたるところでカボチャが見られ、その種類も多様です。この写真はNISTの近くにあるオーガニックスーパーの店頭です。NISTには食堂がないので、グループの人たちといつもここへ買いに行ってます。
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こちらの写真は家の近くの巨大スーパーのお菓子売り場です。ハロウィン用にHERSHY'Sやキットカットなどのチョコレートやキャンディーが袋売りされてたり、仮装衣装も売られています。ちなみにスーパーの会員になると、かなり割引がききます。
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ハロウィン当日は大人は家族・友人同士でパーティーを開き、子供は知らない家も本当にまわるようです。人によってはクリスマスよりハロウィンの方が好きなのだそうです。

今週も引き続き実験してます。先週問題が発覚したコヒーレント時間の短さですが、解決しました。最初はレーザーの位相同期を疑っていましたが、データ取得が問題でした。2つのコム(signal comb, local comb)の繰り返し周波数はΔfだけずれています。2つのコムのモードがある周波数で一致し、再び一致するまでの間にコムのモード数はN=(local combの繰り返し周波数frep)/Δfです。2つのコムの干渉をサンプリングする速さはfrepです。問題だったのは、Nの設定値と実際の値がずれていたために、frepでサンプリングしたときに、2つのコムモードが一致すべきところで一致せず、位相がシフトしていって干渉縞が横滑りしているように見えていたのです。
by keio-itp | 2012-10-02 13:10 | 2012年NIST・岩國

Fall Fest

NISTの岩國です。今日たまたまパールストリートを通ったところ、秋祭りがやっていたので見学してきました。土曜日はいつも絵やお皿などの芸術品を売るテントがたくさん並んで、人通りも多いので、秋祭りといっても通常の土曜日の様子とあまり変わらないように見受けられました。違いはステージができていたり、
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子供用の遊具があったりしたことです。
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一番長い行列ができていた遊具。プールに大きなボールが浮いていて、そのボールの中に入ってボールを転がして遊ぶようです。
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シャボン玉もありました。アメリカ人より上手に作れました。
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実験は、ようやくコムの調子が戻ってきました。2台のコムの位相同期ができず、ずっとその原因を探ってきました。RF回路系が悪いのか、モード同期そのものが悪いのかなど。結果はどっちも悪かったです。
RF系は、制御回路そのものが一部動いてないことが判明し、それを直して解決できました。また、コムをCWレーザー2つに安定化するので、その2つの制御が競合してしまうという問題点もありました。
モード同期の方は、書ききれないくらいの問題がありました。そのうちの一つは、共振器の出力をファイバーカップラーで2分岐して、それぞれヘテロダイン干渉計に入力しているはずなのに、片方からしかパワーが出なかったことです。それについてのNewbury博士のアドバイスが大当たりしたので、ご明察!と言ったところ、必死に否定されておられました。とても謙虚な方なのです。
モード同期の他の問題を解決するために、触らない方が身のため、と言われていたとても繊細な部分も調整することになり、今では系全体を自由に操作できるようになりました。金曜日にやっと全てが動き出してスペクトルデータを取っていたのですが、2つのコムのコヒーレント時間が異様に短いという問題を発見してしまいました。これについてはまた来週悩むことにします。
by keio-itp | 2012-09-23 12:34 | 2012年NIST・岩國

2か月経過

NISTの岩國です。早いものでもう2か月経ってしまいました。今は日本では学会シーズンでしょうか。

先日、コロラド大学のSchibli博士ご夫妻と食事をご一緒させていただきました。Schibli博士は以前、産総研で研究なさっていて、一度お会いしたことがありました。今はコロラド大学にいらっしゃることは知っていたので、もしかしたら街中で偶然会えないかと期待していましたが、今回Newbury博士のお計らいにより、食事会が実現しました。
研究環境など様々なアメリカ事情が聞けて興味深かったのですが、そのうちの一つが高校生の教育についてです。アメリカでは高校の夏休みが長いようで、その期間にコロラド大学の各研究室では高校生を受け入れているそうです。大学としては地域貢献という意味があり、高校生にとっても生の科学に触れられるチャンスで、研究結果をレポート提出すると単位になるそうです。NISTでも似たような制度があり、8月上旬まで同じ研究グループに高校生がいました。彼女は実験室の環境が精密測定に適しているのかどうか調べるため、建物の振動ノイズや1日の気温・湿度変化などを測定して、最後にポスター発表しました。日本でもオープンキャンパスなどあると思いますが、それらはたいてい1日で、このような短期間では良い思い出にはなったとしても、経験にはなりません。自分で考えて、それを実際にやってみるということを何回か繰り返すことで、科学の楽しさを実感したり、普段の勉強の意義が理解できたり、自分の適性を判断できるのだと思います。高校生のうちから最先端の研究環境で長期間学ぶことは、その後の人生選択においても重要だと思います。もっとも日本の高校生は夏休みも部活や塾で忙しいのかもしれませんが。

今日は日中は暖かかったので、Boulder Creekをサイクリングをしました。ボルダーは自転車が人気で、道路も整備されています。大きな道路は、車3車線+自転車用+歩道という構成になっています。自動車が通れない細い道も、自転車用にきちんんと整備されているので安全です。また、ボルダーにはたくさん野生動物がいて、これまでにリス、ウサギ、プレーリードッグ、鹿を見ました。今日は川沿いを走っているときにリスを10匹近く見ました。
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食事中のリス。
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今週の実験は、引き続き受光器の選別とコムの調子が絶不調なので、その修理が主でした。デュアルコム分光の対象分子が決定したので、分光系の光学素子のアラインメントも開始しました。
by keio-itp | 2012-09-16 15:23 | 2012年NIST・岩國

ビール醸造所巡り

NISTの岩國です。寒いです。今週の月曜日がnational holidayだったのですが、この日は夏の終わりを告げる祝日だそうです。その通りに寒くなってきました。これまで19時で25,6℃だったのが、今日は16℃でした。自転車に乗っていると寒さで耳が痛いです。去年は10月に雪が降ったそうで、これからいっきに冬になっていくと思われます。

そのnational holidayにグループリーダーのSinclair博士とその家族・友人の総勢10人で自転車でビール醸造所巡りをしました。行った醸造所はBoulder BeerとAveryです。醸造所内の見学はしなかったのですが、小さなコップに入った15種類程度のビールを各醸造所で試飲しました。バドワイザーなどのよくあるビールからコーヒーやとうがらしといった変わり種ビールもありました。実はアルコールはほとんど飲めないのですが、ピーチビールがおいしかったです。

大変申し訳ありませんが、ビールの写真はありません。というのも撮影しようとした際、以前フランス人ハウスメイトに、日本人は場をわきまえずに何でも写真をとる、と指摘されたことを思い出し弱気になって撮れなかったためです。代わりに、既に帰国したギリシャ人ハウスメイトに教えてもらったギリシャ料理の”チャジキ”をオランダ人ハウスメイトと作ったので、その写真を載せます。かなり近い味で再現できました。材料はヨーグルト、キュウリ、オリーブオイル、ビネガー、塩、こしょうです。チップにつけて食べます。
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また、今週新しくスペイン人とドイツ人がハウスメイトに加わったので、歓迎の夕食会を家で開きました。私はけんちんうどんを作りました。手前の料理はオランダ人ハウスメイトが作ったペストというソースを使った、ヨーロッパでよくあるパスタだそうです。
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今週の実験は引き続き受光器の選別のための測定をしました。そして、実験室引っ越し第一弾の手伝いをしました。NISTに新しい建物ができて、そちらに実験室の一部を移すそうなのですが、そのとっかかりとして共振器をデュアルコムの部屋に移動させました。この共振器はデュアルコム分光で光源の線幅を決めるCWレーザーを安定化するための超高安定共振器で、デュアルコム分光のような高精度測定の心臓部です。自分の実験室にこのような貴重品がきたので、今後はあまりバタバタ歩かず、おしとやかに実験しようと思います。
by keio-itp | 2012-09-08 16:14 | 2012年NIST・岩國

farewell party

NISTの岩國です。先週の日曜日にハウスメイト達と家で送別会を開きました。当時6人いたハウスメイトのうち、3人が今週それぞれの国に帰って行ったからです。ギリシャ人ハウスメイト(実は送り出される側)が中心となって皆で料理を作りました。
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これはギリシャ風フレンチフライを作っているところです。普通のフレンチフライとの違いが分からなかったのですが、ギリシャ人が作ったところがギリシャ風ということなんだと、韓国人ハウスメイトと納得しました。
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これはツナと野菜のオーブン焼きです。以前にサーモン版も作ってもらいました。
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犬のサミーも成り行きを見守ります。
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他にも茄子のサラダなどを作り、開始から約4時間でようやく準備が整いました。食事はいつも通りヤマス!(ギリシャ語で乾杯の意味)で始めました。
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ハウスメイトです。場所はカシオペア座がはっきり見える、家の庭です。左から韓国人、日本人、オランダ人、ギリシャ人、フランス人、フランス人です。フランス人女性は友人でハウスメイトではありません。韓国人ハウスメイトはすでに帰国してしまったのですが、彼女には大変仲良くしてもらいました。週末の買い出しや夜にメロンを食べながらしゃべるのが楽しかったです。
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彼女から餞別にもらった辛ラーメンです。大事に食べたいと思います。

今週の実験は温度コントローラーが不調になり、光周波数コムが2台ともモード同期がかからなくなったりと、問題が発生してばかりでした。NISTの光周波数コムはこれまで見てきたファイバーコムに比べてとても繊細にできているように感じました。しかし、おかげで様々な装置の扱い方のコツが学べました。デュアルコムのシステムは想像以上に大変です。2つのコムを2つのCWレーザーに安定化するために、制御機構は6か所あります。こっちの制御ができたと思うと、別の制御がかからなくなったりするので、まるで保育園の先生のように全てに目を配らなければなりません。そんな中での今週の実験は受光器の選別でした。デュアルコム分光は信号とノイズの比(S/N)が高いことが利点の一つですが、現在それを制限しているのは受光器のダイナミックレンジです。そこで、飽和せずにどれくらいの光パワーを受光器に入力できるか測定しました。ガスセルを透過したシグナルコムと参照コムが干渉して得た信号をFFTで解析し、吸収スペクトルを測定しました。受光器に入射するパワーを変えて、またそれ以外の条件も様々に変えて手持ちのいくつかの受光器について実験し、解析しました。月曜日はnational holidayなので火曜日にCoddington博士と相談する予定です。
by keio-itp | 2012-09-01 16:02 | 2012年NIST・岩國

自転車レース

NISTの岩國です。今日はアメリカで最大級の自転車レースがボルダーで行われました。このレースは第7ステージまであるレースで、そのうちの第6ステージがボルダーで開かれるそうです。その第6ステージは高低差約1000 m、全長100 km以上で主に山道のコースですが、ダウンタウンやメイン道路のブロードウェイもコースになっています。そこでパール・ストリート付近まで自転車で行ってきました(約6 km)。

人だかりができているところに行ってみると、ちょうど警察車両が通過しました。警察車両も警笛を鳴らしたり、中から手を振ったりと楽しそうです。警察車両が来たということは、その後に選手が続く合図でもあるので、周囲のボルダー人は大興奮しています。選手たちが次第に見えてきました。歓声はいっそう高まります。
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選手が目の前を通過していきます。速くて通過するのはあっという間です。
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選手の後ろからは、自転車をのせた車が続いて行ってました。
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パール・ストリートでは関連したフェスティバルが開催されてました。色々な自転車ブランドがテントを出していて、自転車やグッズを展示販売してました。巨大スクリーンも設置されて、老若男女が皆盛り上がってました。ボルダーでは自転車が身近で人気のあるスポーツということが実感されます。
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実験ですが、デュアルコムの既存の系で練習させてもらってます。今週はコムの制御方法を習得し、また分光に使う受光器の選別を開始しました。デュアルコム分光では、2台のコムを波長が少し異なる2台のCWレーザーに安定化します。CWレーザーは高安定共振器に安定化されいる狭線幅レーザーです。デュアルコム分光の分解能はコム線幅で制限されますが、これらのレーザーにコムを安定化すると、コムのスペクトル線幅もCWレーザーの線幅程度にまで狭くできます。制御信号はPZTとAOM、励起レーザーの電流にフェードバックします。PID制御回路の中身はブラックボックスなのですが、見せてもらってノウハウを持ち帰りたいと思います。
by keio-itp | 2012-08-26 16:40 | 2012年NIST・岩國

いよいよ

NISTの岩國です。
先日、ハウスメイトのフランス人とオランダ人と中国人とでハイキングに行ってきました。中国人ハウスメイトはランニングと山登りが趣味らしく、ボルダーでも色々な山を登っているようです。その方が、ハイキングに一緒に行く人をハウスメイトの中で募集してたので、行くことにしました。みなさんはハイキングと聞いてどういうものを想像するでしょうか?私は、お弁当を持ってゆるやかな丘をのんびり歌でも歌いながら歩くことを想像してました。・・・しかし実際は、本格的な登山でした。確かに、半袖短パンで犬と軽快に登っている人もたくさんいましたが。
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このような大きな岩だらけの道をどんどん登っていきます。
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あの岩のアーチになっているところが頂上です。
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1時間半位登って、頂上に着きました。登ったのは夕方(平日の仕事終わり!)だったので、気温は低かったのですが、汗だくでした。写真は岩のアーチの中に立って撮ったのですが、私は怖くて立ててません。
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でも、登ったかいがあって、こんなきれいな風景が見えました。右下に見えるのがNISTです。

それにしても皆、歩くのが早く、すぐにおいていかれてしまいました。登山が趣味の中国人ハウスメイトはもちろん、フランス人ハウスメイトも研究所まで毎日30分歩いてますし、オランダ人ハウスメイトも水泳が趣味です。手足の長いオランダ人ハウスメイトに、もうちょっと足が長ければもっと早く歩けると思うと言ったら、「足が長いとバランスとるのが大変なんだ。特に下り坂は大変で、下りは君の方が速かったでしょ。」と言われました。喜んでいいのか分かりません。


実験はいよいよ分光実験に移ります。というのも小型コムを製作していた部屋を工事することになり、数日間使えなくなるからです。明日はどうやって新しいdual-comb分光を進めていくか皆で話し合い、簡単な予備実験をする予定です。
by keio-itp | 2012-08-21 12:03 | 2012年NIST・岩國