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慶應義塾ITP派遣生からの現地報告書です


by keio-itp

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こんにちは.ケンブリッジ大篠原です.

前回の投稿でコレッジについて触れましたが,今回私はジーザスコレッジ(Jesus Collage)に滞在しています.http://www.jesus.cam.ac.uk/
(通常Collageはカレッジと訳す場合が多いですが,英国の発音ではコレッジに近いという事実から,コレッジと呼ばれているそうです.本ブログではこれ以降Collageの訳をコレッジに統一します.)

ケンブリッジ大学には31のコレッジがあり,ジーザスはその1つです.エンブレムがニワトリというユニークなコレッジです.建物は町並み同様古めかしいつくりをしています.いたるところにオブジェが展示されています.

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馬のオブジェ


コレッジはおもに宿泊施設と教室,図書館,公式行事に用いられる食堂,スポーツ施設で構成されています.特にスポーツ施設は充実しており,テニスコート5面(ハードコート3面 天然芝2面),ラクロスコート,クリケットコート,ラグビーコート,フットボールコートが別々にあります.

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コレッジ中庭

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公式の食堂


私が宿泊しているコレッジ内の宿泊施設の外観および内装はこのようになっています.机とベッドとクローゼットのみのシンプルな構成です.

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部屋外装

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部屋内装 机とベッドとクローゼットのみのシンプルな構成


1つの建物に5つの個室があり5人でシャワー,トイレ,キッチンをシェアしている状態です.現在1部屋は空き部屋で1人は故郷に帰省中らしく,暮らしているのは3人で,残りの2人は修士学生であり,観光地や町についていろいろ教えていただいています.

「キャンパス」が広く移動に時間がかかるため,中古の自転車を買いました.

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自転車
by keio-itp | 2012-07-30 04:19 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原

第10週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

ミュンヘン滞在が残り3週間を切り、研究もラストスパートというところです。
今は、Kinectを用いて居住者の入退室、行動を把握するためのプログラムを作成中です。入退室管理のプログラムについては、なかなか思うような結果が得られず、修正に時間がかかってしまいましたが昨日エラー箇所を見つけ、まずは第一段階をクリアしました。
Bock教授の研究室には実物大の部屋のモデルやプロジェクトの試作品があるため、仮想状況ではなくリアルスケールでプログラムの試行実験を行うことができます。実際の居住空間に近い状況で試行することで、プログラム作成段階では気がつかなかった不具合などを発見することができるので、よりよいアプリケーションを作ることができると思います。
また、自分の研究が単に研究室のプロジェクトのための1つの案になるのではなく、いずれプロジェクトの一部として実際に組み込まれるそうなので、とてもやりがいを感じ、気合いが入ります。助手の方と密にディスカッションを重ねる必要があるのも、そのためです。

先日行ってきたレーゲンスブルクの写真です。街が世界遺産に登録されていて、ドイツ最古の石橋やドイツ最古のソーセージ屋さんがあることでも有名です。とてもすてきな街でした。
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ソーセージ屋さん
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これはミュンヘンから電車で30分ほどのフライジングという小さなのどかな街です。ここはドイツ最古のビール醸造所があることで有名です。またミュンヘン工科大学のビール醸造学科があり、世界中のビール会社の御曹司や社員が留学するそうです。
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by keio-itp | 2012-07-30 00:48 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

2週間経ちました

NISTの岩國です。早いものでもう2週間も経ってしまいました。1週目には、各種安全教育と今後の実験の相談をしました。Newbury博士の研究グループは、2台の光周波数コムを使った分光実験(dual-comb spectroscopy)を行っており、今回の研修では、そのノウハウを学びたいと思っています。dual-combは、これまで観測できなかった、化学反応などの時間変化する現象も高精度で測定できるという画期的な分光計です。

しかし、グループの現在の主要テーマは周波数比較です。現在の時間の標準はマイクロ波で決まっていますが、近い将来光周波数に変わります。高精度な光周波数を提供するものとして、光格子時計があります。光格子時計に使う原子にはYbやSrなど様々あり、どの原子を使った時計が最も高精度なのか調べる必要があります。そこで、Newbury博士のグループは光周波数コムを2台つかって(dual-combとは違います)、2台の光格子時計の精度を比較をしています。

と長々説明しましたが、私がやっている実験はこれとは別です。私のテーマは小型コムの製作です。共振器がすべて光ファイバーで構成されるコム、ファイバーコムは比較的小型で扱いやすいのですが、さらに小型化し、dual-comb実験への応用を目指しています。共振器部分だけなら片手に収まる位の大きさです。しかし、小型化すると、ゲイン媒質の量が必然的に減るので高出力パワーが得られにくく、また超短パルスを得るために必要な分散補償が難しくなります。そのあたりをどう克服するかが最初の課題です。修論テーマでファイバーコムを製作したので、その知識を生かして教えてもらうだけでなく、こちらからも色々提案できるので、楽しいです。

1か月後には、再び主要テーマがdual-comb分光に移るそうなので、それに備えてしっかり勉強しておきたいです。
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写真はNISTの正面玄関です。毎日ここに自転車を止めています。背景の山がとてもきれいです。裏山の一部はNISTが所有しているそうです。
by keio-itp | 2012-07-29 06:14 | 2012年NIST・岩國

ジャズバー

ボストン大学の山崎 洋人です。なんだかんだもうこちらの生活も一カ月が過ぎ、アメリカの生活にも慣れてきました。あと、3週間しか滞在できないかと思うと、色々吸収したいと思う今日この頃です。
さて、ボストンといえば、あのジャズで有名な“バークリー音楽大学”がある土地です。
ジャズといえばニューオリンズというイメージも強いかもしれませんが、世界一の音楽大学が在校する土地なので、きっとジャズバーのレベルも高いのだろうと思い、ライブを見に行きました。
チケット代はピンキリで高いものだと40ドル以上と流石に試しにしては高すぎるということで、20ドルくらいのライブを見に行きました。
ジャズをライブで見たのは初めてだったけど、楽しかったです。落ち着いているけど、その中に起伏があって、その変化を感じながら展開していくのを楽しむのだと思いました。普段、聞いている音楽とは違うので音楽の幅が広がった気がして良かったです。
酒飲みながらのライブは最高です。

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ライブのワンシーン。
by keio-itp | 2012-07-27 13:08 | 2012年ボストン大学・山崎

9週目

こんにちは、フランスECNの今野です。

ナントは先週の週始めあたりから、とても良い天気が続いています!南中高度がとても高く、日も長いのでお昼から夕方にかけてはとても暑いです。しかし、朝はわりと涼しく、寮の周りに緑も多いので、キャンプ場の朝のようなすがすがしさを感じることができます。

研究に関しましては、先々週の式を用いて様々な条件でシミュレーションを行ったところ、不安定になってしまう理由が判明し、無事に安定で最適な式を決定することができました。そして、その式を用いて実際に実験をし、結果を得ることができましたので、今週からは、それらをまとめて論文を書く作業に移っていきたいと思います。

先週も、友人の家に遊びに行きました。彼も来年日本にやってくるということで、一緒に食事をした後、日本語と同時にフランス語の勉強をしました。こちらに来てたくさんの友人ができましたが、彼らの多くとまた日本で会うことができるので、それがとても嬉しく、また素晴らしいことであると思います。

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上の写真は友人と一緒に食べたグレープフルーツとワインです。ナントは野菜とフルーツがとてもおいしく、また言うまでもなくワインもとてもおいしいです!
by keio-itp | 2012-07-25 18:50 | 2012年ECナント・今野
このたびITPプログラムにてイギリス・ケンブリッジ大学に派遣されることになりました,物理情報工学科修士2年の篠原肇(しのはら はじめ)です.7月18日から9月21日まで滞在し研究を行います.よろしくお願いいたします.

ケンブリッジ大学はオックスフォード大学と並ぶイギリスの名門大学の一つとして知られ,数多くの著名人を輩出しています.この大学には「カレッジ制」というシステムがあり,学部のほかに,教授,学生ともにカレッジに所属しています.詳しくは諸所のブログやホームページを参照ください.

ケンブリッジは大学のキャンパスと居住エリアと市街エリアが入乱れた構造をしています.町並みはハリーポッターに近いものを感じます.中庭は不思議の国のアリスそっくりです.修理後も景観を損なわぬよう復元している様子です.土曜日日曜日は,町中が観光客でにぎわっています.
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町の風景

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中庭


研究自体はこの景観の町から徒歩25分,自転車で10分ほど離れたキャベンディッシュ研究所で実験をしています.
キャベンディッシュ研究所はDNAの二重らせん構造の発見をはじめとして様々な現象が発見され,科学の発展に貢献しています.
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キャベンディッシュ研究所 正面

研究については追って触れたいと思います.
では2ヶ月間頑張りたいと思います.
by keio-itp | 2012-07-22 19:46 | 2012年ケンブリッジ大学・篠原

8週目

こんにちは。フランスECNの今野です。

ナントでの生活も残すところ3週間となりました。1日1日を大切に、過ごしていきたいと思います。

今週は先週のエラーの原因が分かり、ようやく式を適用してシミュレーションすることができました。二つの式を用いて行ったのですが、一方は非常に不安定で、もう片方に比べると誤差が大きいことが分かりました。来週はさらに考察を加え、実験に移っていきたいと思います。



週末は日本に出発するフランス人の友人の送別会に行って来ました。友人宅で友人の家族も交え、パーティーをしました。彼は日本が大好きで、過去に日本に留学していたこともあり、日本語もペラペラです。パーティーのご飯も、手巻き寿司やお好み焼きなど、日本の料理を出してもらい、みんなで楽しく過ごしました。

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上の写真は、友人の家に行く途中に見つけた公園です。最初は植物園かなと思ったぐらい植物に囲まれた公園でした。
by keio-itp | 2012-07-16 07:58 | 2012年ECナント・今野

7週目

こんにちは、フランスECNの今野です。

先週は、人の手の軌跡の模倣において、より人に近い動きをするための式について検討しました。いくつかの式を試してみたのですが、シミュレーションの段階で関節の角度がリミットを超えてしまったりと、実験に至ることができませんでした。そこで、エラーの原因を考えつつ、今まで学んだことや行ったことをまとめたり、教授とともに修士の学生の論文発表などを聴いたりして1週間を過ごしました。



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写真は、街で見かけた路上アートです。一瞬土のように見えますが、実はこれ、コーヒーの粉で書かれています。近くを通るとコーヒーの良い香りがして、視覚だけでなく嗅覚でも楽しませてくれるなんてオシャレだなぁと思いながら、しばらく見ていました。コーヒーの色と香りが周りの建物の雰囲気にもマッチしていて、とても素敵でした。
by keio-itp | 2012-07-16 07:54 | 2012年ECナント・今野

第8週目

ミュンヘン工科大学の西川です。

研究課題が一つ終わり、小論文のようなレポートにまとめて提出しました。英語で論文を書くのは初めてだったので、予想以上に時間がかかってしまいましたが、とてもいい経験になりました。次のステップについて研究室の助手の方と相談し、帰国までのおおまかな目標が決まったところです。これからは、助手の方と頻繁にディスカッションしながら研究を進めようということになりました。

先日、研究室に高齢者が6人程いらして、高齢者支援ツールの試作品の実験を行いました。研究と実生活の距離の近さを感じました。
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私が所属している研究室の教授はとても親日家で、日本の建設技術についての研究もされています。日本は地震や都会の土地の狭さなどの理由から、建設技術はほかの国よりもかなり進んでいるようです。
そのため研究室の修士の学生は、日本企業の建設工事の自動化や最新の構造技術について勉強しています。各自が割り当てられた建設技術について調べ、プレゼンテーションするという課題があるのですが、日本語の資料しかない場合が多く、みんな写真から推測するなどして苦戦しています。
研究室には今は日本人が私しかいないため、毎日のように翻訳を頼まれています。しかし資料には専門用語が多く、また機械の部位の名前等は本来の英語とは少し違った意味でカタカナ化している日本語英語ばかりなので、英語で説明するのはとても難しいです。日本語の難しい説明を、いかに簡単な英語で言いかえるかということを考え、辞書を使いながら頑張っています。みんな一生懸命理解しようとしてくれて、なんとか役に立てていると思います。私にとっては建設技術に関する理解が深まるだけでなく、英語の勉強にもなるので一石二鳥です。
by keio-itp | 2012-07-16 06:18 | 2012年ミュンヘン工科大学・西川

はじめまして

このたび米国National Institute of Standards and Technology(略称:NIST)に派遣されることになりました、物理学科博士課程の岩國です。7月12日から10月31日まで4か月弱滞在します。どうぞよろしくお願いいたします。

NISTは日本語にすると国立標準技術研究所で、時間、長さ、温度など基礎物理量の標準を作っているところです。日本では産業技術総合研究所がこれに相当します。私の滞在する研究室は、時間に関する研究を行っている研究室の一つで、ファイバーコムを使っていることろが特徴です。コム(光周波数コム)については<2010年MPQ・大久保>を参照して下さい。詳しい研究内容はおいおい説明します。

NISTは、コロラド州の州都デンバーから北西40 kmのところに位置するボルダーという都市にあります。時差は15時間なので、日本にいるときと昼と夜が逆転した生活です。
日本から直行便がないので、シアトル経由でデンバーに行き、そこからバスで1時間ほどでボルダーに着きました。写真はデンバー国際空港です。屋根の形が特徴的です。
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ボルダーはマラソン選手がよく高地トレーニングをするところだそうです。標高は1600 mほどで、水が沸騰しにくかったり、日本から持ってきたクリームのフタを開けたら中身が飛び出してきたことなどから、標高の高さを実感できます。写真はNISTの近くから撮ったもので、とてもきれいな風景が広がっています。
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明日からはいよいよと実験が始まります。たくさんのことを吸収して帰国できるよう、頑張ります。
by keio-itp | 2012-07-16 06:07 | 2012年NIST・岩國